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Protogenesis
前史 // 劇場長編・書籍
人の王国があるより前に、光の王国があった。そして、後に来るすべてに響き渡る戦があった。
『Protogenesis』が追うのは、その王国で最も輝き、最も恵まれた者のひとりである。自らが生きる世界の秩序を築くのを助けながら、内に暗いものが根を張るのを見た者。誇り。渇き。与えられた以上を求める飢え。静かな問いとして始まったものが叛乱に終わり、叛乱は天を裂く。
すべてを持っていた者の墜落を、世界と世界の戦の規模で、そして自らを見失っていく一者の近さで語る。堕ちるとはどういうことかを、この物語は問わない。内側から見せる。
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読み切り
パイロット // 最初の刊行 // 2026年12月1日
人の目の届くすぐ先で、世界がその存在を知らぬ戦が行われている。
読み切りは、その隠された戦場を覗く一条の隙間である。守られていることを知らぬ世界を守る戦士たち。すでに勝ったと信じ切った敵。渦中の戦に疲れ果て、数でも劣り、ひとりの兵が、この下で自分たちのすることに意味があるのかを疑いはじめる。そして、すぐ近くの静かな部屋で、誰かがその疑いを、考えうるかぎり最も小さなやり方で試そうとしている。
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Saga I — Interception
第一シーズン
国々がまだ名を持たぬ遥か昔、ひとりの男が、まだ見えぬ約束に向かって自らの地を出た。そして世を統べる力がそれに目を留めた。
『Saga I』が追うのは、己より大いなるもののために選ばれた漂泊者の旅路である。王国、飢饉、戦、そして彼を見張るいかなる帝国よりも長らえる契約。彼はひとりで歩いてはおらず、気づかれずに歩いてもいない。頭上では見えざる君主たちが古き世を分け合い、互いを測り、旧き秩序を測り、根づく前に断てと命じられたひとつの血統の周りを巡っている。
そしてそのすべての下、生ある者がひとりとして逃れたことのない場所で、闇の力さえ備えのないものが動く。
極限まで試される信。ひとつの家の静かな忠実の背後で興り、また滅びる帝国。そして、死ぬことを拒む約束をめぐって戦われる戦。
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Saga II — Exodus
第二シーズン
葬られたまま留まらぬ囚人がいる。小さいまま留まらぬ約束がある。
『Saga II』は影の中の戦を継ぐ。砕かれた敵が敗北から這い戻り、雪辱に飢える。幾世代か下では、ひとりの夢見る者が奴隷として売られ、帝国の底へ投げ込まれ、すべての者に忘れられる。その胸に夢を置いた全能者を除いて。
続くのは、秘して築かれる力の物語である。悪魔の宮廷で囁かれる力と、牢と宮廷の影で鍛えられる力。ひとつの家が割れ、どうにかして結び直される。ひとりの少年が、王たちが数に入れねばならぬ者へと育つ。そして不可能な約束から生まれた一つの民が、去らせることを拒むことで何を解き放つのかをまだ知らぬ帝国の重みの下、奴隷とされる。
そのすべての上で、古い貸し借りはなお開いたままである。前の戦に敗れた力は謀ることをやめていない。そして今度は、自らの過ちから学んでいる。
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Saga III — A Better King
第三シーズン
物語の行方に触れる あらすじを読む
自由とは、見てみれば、それ自体がひとつの荒野である。
『Saga III』は奇跡の余燼に開く。解き放たれた民、背後で閉じた海、砕かれた帝国。だが解放と献身は同じものではなく、前に延びる道は、後にした道より長く、より奇妙であることが知れる。宿営の上で、古き敵は諦めていない。ただ公然の戦を、より静かでより忍耐強いものに替えただけである。希望のゆるやかな摩耗を、ひとつの不平、ひとつの疑い、ひとつの破られた約束ずつ。
その荒野から物語は、後のすべてを形づくる問いへ向かう。良き王であるとは、実のところ何を要するのか。『Saga III』は最初の王冠の興りとほどけを追う。偏執へと饐えていく野心。身に余る継承へ踏み出す羊飼いの少年。そして望んだ玉座が必要だった玉座ではなかったと、苦い仕方で学ぶ王国。
帷の背後の戦は、いつも軍の形をしているとは限らない。時に、王冠の形をしている。
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Saga IV — The Son of Man
第四シーズン
物語の行方に触れる あらすじを読む
いかなる王国も、いずれは倒れる。問われるのは、倒れたとき何が立ち残るかである。
『Saga IV』が追うのは、ひとつの民のゆるやかなほどけである。授かった約束を忘れる王たちの世代。清算の到来を見ながら止められぬ預言者たち。そして介入する代わりに、裁きがその道を辿るのを見ているほかない天軍。ついに城壁が崩れ、民が捕囚へ引かれていくとき、物語のうちで初めて、敵が勝ちつつあるように見える。
だが捕囚はそれ自体がひとつの戦場となる。異邦の帝国の只中で、ひと握りの信ある者が屈むことを拒む。炉を、獅子を、人なる君主と人ならざる君主の謀を生き延び、囚われが真に揺るがぬものには触れ得ぬことの、生きた証しとなる。そして帷の背後では、地上のいかなる玉座よりも高くに届く戦が兆し、王国という語の意味を変える称号と、ひとつの姿とを匂わせる。
物語の最も暗い曲がり角であり、最も明らかな約束である。敗北も、捕囚も、高き天の沈黙も終わりではない。それらは、敵が初めから恐れてきたものへの備えである。
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Saga V — Firstborn
第五シーズン
物語の行方に触れる あらすじを読む
ひとつの星が昇る。学者たちが静かに自らの王国を捨て、それに従う。そして五つのサガを費やしてまさにこの瞬間を阻もうとしてきたあらゆる力が、ついに悟る。遅かった、と。
『Saga V』は、最初の裏切り以来、戦のすべてが巡りつづけてきた物語である。両の陣営がひとしく待ち、囁き、恐れてきた者の到来。彼は平凡に育つ。教える。癒す。ただ在るというだけで、王と祭司を落ち着かなくさせる。そして、常に定められていたその目的に近づくほど、彼に対して集められた力は必死になる。
あり得ぬ主張と、あり得ぬ愛。軍によってではなく、へりくだりによって告げられる王国。そして銀河のあいだではなく、世界の小さな一隅の、苛烈な一週間にわたって演じられる最後の対決。
ここで、初めから交わされたすべての約束が、破られるか、果たされるかする。
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Unveiled
終章 // 劇場長編・書籍
物語の行方に触れる あらすじを読む
いかなる戦にも終わりがある。『向こう側』のそれが、ついにここへ届く。
勝利した王が家へ帰り、ひととき、物語はそこで憩えるかに見える。だがサガを渡ってきた戦は終わっていない。最後の、最も激しい章に入るのである。ひとつの炎が地に広がる。運ぶのは、いかなる帝国も意に介さなかった人々である。そして帷の背後で、天軍と客人の最後の対決への数え上げが、静かに始まる。
解かれる封印、鳴らされる警告、そしてこの物語を最初の頁から形づくってきたあらゆる力の、最後の清算。すべてが収斂する。あらゆる約束、あらゆる裏切り、幾世代にも散らばったあらゆる静かな信の振る舞いが。
帷そのものが落ち、ただ一者の誇りから始まった戦が、その終わりに出会うサガである。